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複数ある断面パースの制作方法

マイホームや会社を建築する時には実物を確認する事が出来ませんが、手描きやコンピューターを使って建物の完成図を制作します。その完成図をパースと呼び、このパースを元に建築を行います。
完成後のパースや建物の断面パースを準備する事で、依頼者の方が完成後の具体的なイメージを想像する事が出来ます。パースを制作する際にはそれぞれ異なる制作方法がありますので、そちらについて説明していきます。

手描きで行うパース

複数あるパースの中でも特に簡単なパースであり、価格も一番安いのが特徴となっています。
会社によって異なりますが1枚あたり大体1〜4万円程度となります。
名前からも分かるように、最新の技術を使用せず手描きによるスケッチで描いていきます。
仕上がりはデッサンのような仕上がりが特徴となっています。
また制作に掛かる時間も比較的短く、早ければ1日から2日程度で完成します。

水彩画で描くパース

水彩パースと呼ばれる制作方法です。
スケッチパースと同じで手描きにて描いていきますが、水彩パースは水彩画を使用します。
この制作方法は高い技術が必要となっており、色の濃薄や筆の風合いを確認しながら、立体感のある位置をチェックしてパースを描いていきます。
水彩画によるパースは透明感がある仕上がりとなっており、1日で仕上げてくれる会社もありますが、ほとんどが３日程度掛かります。スケッチパースよりは割高となります。

最新技術が詰まったパース

コンピューターグラフィックス、通称CGによるパースをCGパースと呼びます。
CGを利用する事で、建物や風景の質感が本物のように再現出来るテクスチャー表現が可能となっています。制作も容易になっているため、CGパースは需要の高いパースと言えます。
またCGで制作された断面パースは、建物の空間を把握しやすい特徴も持っています。
価格も上記のパースよりも高く、期間も4〜６日程度掛かります。

イラストチックなパース

絵画パースと呼ばれるパースですが、主にデパートなどの施設や町の風景を表現する際に利用されます。施設の利用風景や町に住む人々の表情などを描く事が出来るので、素敵な風景を描きたい時に最適なパースとなっています。